2014年12月25日

高橋長老の御教書 資料編2

             ありがたいお話であるから正座して読むよ~に

資料編 2 本阿彌沙矢香の部屋

 「本阿彌沙矢香の部屋」は、2002年5月から、会報「きゃあほう」に連載したものである。辛口のコラムで、文字数は400字程度との注文だった。今読みかえしてみると、現場を体験した会員には理解できても、最近の会員には理解しがたい部分があると思われる。とはいえ、当時を知らない人でも、なんとなく時代の雰囲気が感じられるのではないか。

 1 マンドリンフェスティバル
 ど~も、4年ぶりの沙矢香でございます。今回は佐野編集長から「特別枠を作るから是非に」との事で御目文字することになりましたの、よろしく。
 先日、静岡マンドリンフェスティバル(*1)を拝見させていただきました。皆様、以前に比べ、ずいぶん上達なさっていて驚きましたわ。フェスティバルは、マンドリン仲間の交流というのが主目的ですから、演奏自体にはあまり期待しておりませんでしたの。ま、それはそれで結構なこと、でも、皆様同じような演奏ばかりで少々退屈いたしましたことよ。こうした演奏会では、各団体のカラーをもっとアピールして欲しかったですわ。私、コースの料理には飽き飽きしてますの。次はもっとアバンチュールを味あわせてくださいませね。
注1 2002.4.14 第7回県マンフェス。合同ステージの指揮者は高名な堀俊輔氏。

 2 W杯(*2)
 日本代表の健闘には私も胸が熱くなりましたわ。これほどまでやってくれるとは、正直なところ思いもよりませんでしたの。TV中継などでは、さすがに岡田前監督の解説は、目から鱗といったものがありましたわね。
 でも民放のスタジオにウロウロしていた女の子は、なんなんでしょう。「フランスが負けてショックなの」「ベッカム様、すてき」なんて、W杯を芸能人の運動会と勘違いしてませんこと。それまで一度もサッカーを見たことも無いような無知ぶりからして、どうせ民放局の阿呆プロデューサーの人選なんでしょうけど、あれでは、サッカーのすばらしさを楽しむファンや、悪役にされたセネガルやデンマークなどの国々を侮辱しておりますわ。国際問題にならないようご注意あそばせ。
注2 2002年日韓ワールドカップ

 3 ノーベル賞
 驚きましたわ、今年のノーベル賞で、日本から2人(*3)も受賞者が出るなんて。特に田中さんの受賞は良かったですわね。サラリーマンがノーベル賞をもらえるとは、思いもよりませんでしたもの。会社の仕事でも、いい結果を出せば、ノーベル賞がもらえるって、すばらしいことですわ。会員にも理系の方がいらっしゃるけど、皆様もノーベル賞が貰える可能性があるということですから、頑張ってくださいましね。
 あら、文系の方だって望みを捨てることはありませんわ。平和賞なんて、佐藤栄作氏のことを考えれば、何が受賞の基準なのか、まったくわかりませんですし、文学賞もチャーチルが回想録だけで貰っておりますわ。金正日さんとお話をしたり、エッセーを一冊世に出せば、十分ノーベル賞の「候補者」になれますことよ。
注3 田中耕一氏、小柴昌俊氏

4 NHK紅白
 大晦日の夜、久しぶりで紅白を見ましたわ。なんと言っても中島みゆきが出演するということですから、見逃すわけにはいきませんもの。NHKもやっとのことで担ぎ出すことに成功しましたわね。紅白の人気が低迷したのはみゆきをはじめ拓郎とか井上 陽水・ユーミンといった人気歌手からボイコットされたのが原因ですから、NHKも何とかしたかったのでしょうね。
 紅白は最初のうちは聞いたこともない若い歌手が出て退屈でした。どんな基準で出演者を選んだのでしょうね。とても日本を代表する歌手とは思えませんでしたわ。ベテラン歌手も昔の歌でお茶を濁す人が多くて、「まだ生きていたの」言いたくなりましたことよ。見た所やはりみゆきが断然光って見えたのは、わたくしのひいき目ばかりとは思えませんわ。
 NHKも頑張って、来年は拓郎や陽水・ユーミンを出場させてほしいものですわね。時代は変わっているんですもの、できないことはないはずですわ。


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Posted by 静岡マンドリン愛好会 at 22:21│Comments(0)高橋長老の御教書
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